第6回「食生活ジャーナリスト大賞」授賞式の報告

 第6回食生活ジャーナリスト大賞の授賞式が3月30日夜、東京都千代田区の日比谷図書文化館4Fのスタジオプラスで開催された。受賞者は、JFJ会員から候補者を募り、JFJ幹事からなる大賞検討委員会で協議して決定した。
 授賞式は新型コロナ感染症対策のため、会場の出席は、受賞者と関係者のみとし、授賞式の模様をオンライン配信した。その様子を下記の動画(YouTube)で紹介する。

【大 賞】
ジャーナリズム部門:井川直子氏(文筆家)
食文化部門:藤木徳彦氏(オーベルジュ・エスポワール・オーナーシェフ)
特別賞:遠山敏之氏(ジャーナリスト)

 授賞式では、畑中三応子代表幹事が受賞理由を説明し、盾と賞金を受賞者に手渡した。来賓の農政ジャーナリストの会・行友弥氏、水産ジャーナリストの会・梅崎義人氏から祝辞が送られ、受賞者スピーチが行われた。
 井川直子氏は「『#何が正解なのかわからない』から『シェフたちのコロナ禍』へ」と題し、コロナ禍に立ち向かうシェフたちの迷いや覚悟を、「50年後の人に、心臓の鼓動まで伝わるように」とネット連載と本にまとめた自身の思いを紹介。藤木徳彦氏は「国産ジビエの現状と魅力」をテーマに、活用されていなかったジビエを魅力ある食文化にする取り組みを長野を拠点とする現場の体験をもとに鮮やかに語った。昨年亡くなった遠山敏之氏の功績と思い出をフードリンクグループ取締役編集局長の小山裕史氏が「ジャーナリスト遠山敏之さんを偲んで」と題して紹介した。
 最後に会場とオンラインをつないでの質疑応答があり、受賞しての感想や今後の活動などの質問が寄せられた。


前列左から藤木徳彦氏、井川直子氏、遠山敏之氏ご家族
後列左から農政ジャーナリストの会の行友弥氏、畑中三応子JFJ代表幹事、
水産ジャーナリストの会の梅崎義人氏、フードリンクグループ取締役編集局長の小山裕史氏。

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