木桶職人復活プロジェクト 〜日本の発酵文化を世界に発信してきた10年〜
【2022年度西日本支部第1回勉強会】

江戸時代後期から大正時代まで、日本における木桶製造業は「就業者も賃金も大工の2倍」という人気の職業でした。木桶は、「和食」を支える調味料である醤油、酒、味噌、味醂造りを支えてきました。
しかし戦後、ホーローやステンレスタンクの普及によって、木桶の需要は落ちこみ、2009年当時、20石、30石という大桶を作れる桶屋は、日本で1事業者のみ。 一方で、木桶で発酵させた醤油、酒、味噌、味醂の味わいを後世に残そうと、木桶仕込みを守り、継承する動きも各地で始まっています。
こうした状況のなか、香川県小豆島で約150年間、木桶仕込みで醤油づくりをしているヤマロク醤油の五代目・山本康夫さんが立ち上げた「木桶職人復活プロジェクト」について、あらためて今回の勉強会で報告していただきます。

JFJでは、2014年、同プロジェクトを立ち上げられて3年目の山本さんをお招きして勉強会を開きました。今回、このプロジェクトが立ち上がって10年目。この間、世界規模で「発酵文化」が見直されているなか、最新の「木桶プロジェクト」のお話をお聞きしたいと思います。

1.木桶職人復活プロジェクトの始まり
2.毎年1月の新桶製作(目標 日本市場の1%→2%)
3.木桶による発酵文化サミット
4.新たな目標 世界市場の1%(金額ベース)
5.一般社団法人木桶仕込み醤油輸出促進コンソーシアム設立

【講師プロフィール】
山本康夫氏
ヤマロク醤油株式会社 五代目(代表取締役)
1972年生まれ。香川県小豆島出身。大学卒業後に家族経営の家業を継ごうと思うが、醤油屋は儲からないし、給料も払えないので継がなくていいと父親から告げられる。地元の食品メーカーの営業職を経て、30歳を前に実家の醤油蔵を継ぐことを決意。決算書を見て給料も払えないからと言われた意味を理解する。必死になって働き、嫁の給料で生計を立てながら、どうにか家業から零細企業へ。木桶仕込み醤油に特化しながら、子や孫の世代に『木桶による発酵文化』を残し伝えるため、2012年秋より木桶職人復活プロジェクトを始め、醤油屋自ら『木桶」の製造を始める。
http://yama-roku.net/


《開催概要》———————————————————

テーマ
木桶職人復活プロジェクト
〜日本の発酵文化を世界に発信してきた10年〜
日 時
2022年9月28日(水)18時30分~20時(18時より開場)
会 場
辻調グループ エコール 辻 大阪 1階(511教室)
(大阪市阿倍野区松崎町3-16-3)
http://www.tsuji.ac.jp/access/ ←地図の青印
*オンライン配信(Zoom)もいたします。
講 師
山本康夫氏(ヤマロク醤油株式会社五代目代表取締役)
司会進行
小山伸二(JFJ幹事)
参加費/申込
JFJ会員・学生:無料申込フォーム
非会員1,000円Peatixにて参加費を徴収
◆非会員の方でPeatix以外のお申込みをご希望の場合はコチラから
定 員
30人 / 会場:辻調グループ エコール 辻 大阪 1階(511教室)
70人 / オンライン:ZOOM)
お知らせ
*お申込み完了後、 開催当日までに申込登録されたメールアドレスあてに
 オンライン放送のURLをお送りします。
 開催時刻前に届かない場合は、JFJ事務局にメールでお問い合わせください。
 なお、必ずJFJ事務局のメールアドレス(info@jfj-net.com)を「連絡先」等に
 ご登録ください(弊会からのメールが拒絶される場合があります)。
*事前参加登録いただいた皆様には、後日YouTube動画を限定配信いたします。
(不具合で視聴できなかった方、急遽欠席になった場合も御覧いただけます)

 

お問い合わせ
JFJ事務局
携帯:090-5002-6961
FAX:0467-95-9354
info@jfj-net.com

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