食と健康の関係は、我々食生活ジャーナリストにとって重要なテーマです。科学的に十分根拠があり、正しい情報を届ける大切さは誰しも認識しているところでしょう。身体を適切な状態に保つための食情報にあふれた現代について、摂食障害を研究してきた人類学者の磯野真穂さんは、著書「なぜふつうに食べられないのか」の中で、「私たちは科学的に正しい食べ方をし、専門家の目から見て適切な心身をつくるために生きているのだろうか」と、自然科学と専門的言説が日常生活を侵食することに疑問を提起しています。我々の発信が、受け取る側の生き生きとした生を抑圧することにつながっているのか。そうだとしたら、食に関わるジャーナリストができることは何か。磯野さんのお話をうかがい、考えてみたいと思います。
【講師プロフィール】
磯野真穂(いその・まほ)
人類学者(文化人類学・医療人類学)
長野県安曇野市出身。早稲田大学人間科学部スポーツ科学科を卒業後、アスレチックトレーナーの資格を取るべく、オレゴン州立大学スポーツ科学部に学士編入するも、自然科学のアプローチに違和感を覚え、文化人類学に専攻を変更。同大学大学院にて応用人類学修士号、早稲田大学にて博士(文学)取得。その後、早稲田大学文化構想学部助教、国際医療福祉大学大学院准教授を経て2020年より独立。 身体と社会の繋がりを考えるメディア「からだのシューレ」にてワークショップ、読書会などを開催。著書に『なぜふつうに食べられないのか――拒食と過食の文化人類学』(春秋社)、『医療者が語る答えなき世界――「いのちの守り人」の人類学』(ちくま新書)、『ダイエット幻想――やせること、愛されること』(ちくまプリマ―新書)、宮野真生子との共著に『急に具合が悪くなる』(晶文社)がある。
《開催概要》———————————————————
- テーマ
- 現代社会で「ふつうに食べる」難しさ
- 日 時
- 2023年1月24日(火)19時~20時30分(18時45分より開場)
- 場 所
- 日比谷図書文化館4Fスタジオプラス小ホール
- (千代田区日比谷公園1-4/TEL:03-3502-3340)
- *オンライン会議(ZOOM)も同時開催します。
- 講 師
- 磯野 真穂さん(いその・まほ)
- 人類学者(文化人類学・医療人類学)
- 司会進行
- 大村美香(JFJ幹事、朝日新聞社)
- 参加費/申込
- JFJ会員・学生:無料 ➡ 申込フォーム
- 非会員1,000円 ➡ Peatixにて参加費を徴収
- ◆非会員の方でPeatix以外のお申込みをご希望の場合はコチラから
- 定 員
- 40人(@会場)
- 70人(@オンライン:ZOOM)
- お知らせ
- *お申込み完了後、 開催当日までに申込登録されたメールアドレスあてに
Zoom会議への入室用URL(会議ID、パスワード)をお送りします。
開催前日までに届かない場合は、JFJ事務局にメールでお問い合わせください。
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なお、必ずJFJ事務局のメールアドレス(info@jfj-net.com)を「連絡先」に
ご登録ください(弊会からのメールが拒絶される場合があります)。
*事前参加登録いただいた皆様には、後日YouTube動画を限定配信いたします。
(不具合で視聴できなかった方、急遽欠席になった場合も御覧いただけます) - お問い合わせ
- 食生活ジャーナリストの会(JFJ)事務局
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学農学部フードサイエンス棟405-1号室 SFSS内
携帯:090-5002-6961
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