「もったいない」を「おいしい」に変えて3年目。
 料理研究家が考える、未利用野菜の活用と農家支援
【2025年2月27日 2024年度第8回勉強会】

料理研究家という仕事の傍ら、日々、未利用農作物を農家さんから買い取って加工し、地域で販売しながら野菜農家の現状を伝え続ける、「あすまるさんキッチン」。生産者との付き合いのなかで、食べられる野菜を廃棄する農家さんの姿を見続けてきたメンバーたちは、曲がっていたり、形がいびつだったり、大きすぎたり、小さすぎたり…それだけの理由で「規格外(未利用農作物)」となり、出荷できない野菜や果物は収穫量の30~40%もある現状を知ります。そのほとんどが廃棄され、実は食品ロスにもカウントされていない。コロナ禍に野菜の流通が滞り、助けになればと始めたのがアップサイクル事業でした。

「みんな簡単に、はやりのSDGsだねなんて言うけれど、実際に取り組むのは大変です。行政には六次化したらいいと言われるけれどそう簡単ではない。大手企業が乗り出さない理由がよくわかった」そうです。

相手は生物ですので、時間が勝負。鮮度と向き合い、処理のスピードを考え、調理の方法、加工法まで、どう知恵をひねるのか。何をどう売れば収益に結びつけられるのか?どのようにして3年間続けてこられたのか、これからも続けるにあたっての問題点は?課題は? 当初は赤字続きだった活動でしたが、現在は農家さんの収入が徐々に増え、廃棄する部分もほぼなくなりつつあるそう。地域の人に広めることによって活動のノウハウが広まっているという実感も増えてきました。もっと多くのもったいないを救うために必要なこと。生産者、消費者、メディア、企業とつながり、一消費者でもあるメンバーならではのリアルな話を伺います。

【講師プロフィール】
●あすまるさんキッチン
https://www.instagram.com/asumarusun/
2022年7月のコロナ禍に、料理研究家(ヤミー・ほりえさわこ・中元千鶴)で結成したアップサイクル事業チーム。生産者支援とフードロス削減を目的に、規格外などで出荷されない食材を買い取り、日持ちのするおいしい食品に加工している。フードイベントで商品を販売するほか、レシピ開発、講演、料理教室などで活動を紹介しながら、生産者や企業、消費者が個々で実践できるノウハウを提供。小田急線沿線の駅前マルシェでの商品販売を通じ、地産地消で農家の未利用野菜を無くす取り組みも始まった。
2024年3月にキユーピー株式会社の社会貢献活動「Q Peace」の2024年度支援団体に選定。農林水産省「みどりの食料システム戦略」に携わるほか、活動の場を広げている。

《開催概要》———————————————————

演 題
「もったいない」を「おいしい」に変えて3年目。
 料理研究家が考える、未利用野菜の活用と農家支援

日 時
2025年2月27日(木)19時~20時30分(18時45分より開場)

場 所
日比谷図書文化館4Fスタジオプラス小ホール
(千代田区日比谷公園1-4/TEL:03-3502-3340)
*オンライン会議(ZOOM)も同時開催します。

講 師
あすまるさんキッチン(料理研究家ヤミー・ほりえさわこ・中元千鶴)

司会進行
吉田 佳代(JFJ幹事)

参加費/申込
JFJ会員・学生:無料申込フォーム
非会員1,000円Peatixにて参加費を徴収
◆非会員の方でPeatix以外のお申込みをご希望の場合はコチラから

定 員
50人(@会場)
100人(@オンライン:ZOOM)

お知らせ
*お申込み完了後、 開催当日までに申込登録されたメールアドレスあてに
Zoom会議への入室用URL(会議ID、パスワード)をお送りします。
開催前日までに届かない場合は、JFJ事務局にメールでお問い合わせください。
 メールアドレスの入力ミスが増えております。ご注意ください。
 なお、必ずJFJ事務局のメールアドレス(info@jfj-net.com)を「連絡先」に
 ご登録ください(弊会からのメールが拒絶される場合があります)。
*事前参加登録いただいた皆様には、後日YouTube動画を限定配信いたします。
(不具合で視聴できなかった方、急遽欠席になった場合も御覧いただけます)

お問い合わせ
食生活ジャーナリストの会(JFJ)事務局
〒113-8657 東京都文京区弥生1-1-1
東京大学農学部フードサイエンス棟405-1号室 SFSS内
携帯:090-5002-6961
info@jfj-net.com

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