「味の素工場見学」の報告

「味の素 川崎工場見学」

  • 2009年9月24日、13:00~16:30
  • 参加者:21名

まとめ:河上多恵子

味の素川崎事業所は、味の素、ほんだし、Cook Do、アミノ酸の各工場に研究所、物流センターを擁する同社の主力工場。
京急大師線「鈴木町」駅をはさんで多摩川沿いに約33万平方m(10万坪)の敷地をもち、約1800人が勤務。
そもそも鈴木町の名前は、味の素創業者に由来している。

冒頭、スライドで概要説明~森工場長から。

味の素は創業100年、川崎工場は95年の歴史。
現在1700アイテム(食品は1000アイテム)を生産、年間売り上げ1050億円、24時間3交替で稼働。
*全世界で99工場(うち海外52)、従業員は約3万人。年間総売上1兆2000億円。
「味の素」は、1960年以来、それまでのタンパク質加水分解から発酵法に転換して生産。

バスに乗って、およそ1時間、ほんだし、Cook Doの工場を見学。

このコースは、一般の見学でも同じ。
ほんだし工場では、カツオの、Cook Do工場ではニンニクの香りが漂う。
粉砕、造粒、充填、品質検査と自動化された工程をガラス越しに上から眺める。
写真撮影は禁止だが、入り口と資料展示館だけはOK。

うま味」についての講義~広報部、NPO「うまみインフォメーションセンター」の理事、 二宮くみ子氏から

トマトやお茶を舌の上で味わい、スライドを見ながらお話しを聴く。
五味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)、基本味の定義、
うま味の発見、うま味の成分(グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸)と含有食品、
栄養生理学的意味、
海外で広がるDASHI、UMAMIの認知。

食育活動の報告~味覚教室事務局の勝田幸代氏から

CSR活動の一環として、「だし」の授業を、小学生を対象に、無料で提供。
広告宣伝はしていない。

質疑応答

時間がなく、つっこんだ応答はできなかったのが残念である。
ただ、「味の素」はインド、中国、西アフリカで需要が伸び、毎年4%の成長を遂げているとの説明が興味深かった。
帰りにお土産セットをいただいた。

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