「『ジビエ料理』-野生鳥獣の食肉利活用」

 近年、野生鳥獣による農作物の被害が深刻化・広域化し、年間被害額は毎年約200億円にものぼります。農林水産省は、国の政策として「鳥獣被害防止総合対策」の取組を支援するとともに、平成17年度には「野生鳥獣被害防止マニュアル-生態と被害防止対策(基礎編)」を作成、その後も毎年、実践編として、イノシシ・シカ・サル編、ハクビシン編、鳥類編、捕獲編、特定外来生物編、捕獲獣肉利活用編 シカ、イノシシ を作成することにより、被害防止と捕獲鳥獣の地域資源としての活用を支援してきています。
 現場の取組としては、ジビエ料理の普及拡大による「鳥獣被害対策推進」と「地域活性化」を目指して、昨年5月に、全国組織としての「日本ジビエ振興協議会」が設立されました。
 今回は、この「日本ジビエ振興協議会」代表 藤木徳彦シェフに、設立の経緯と野生鳥獣の捕獲、加工、流通、調理、情報発信、交流促進を目的とした、この一年の活動の様子を語って頂きます。また、気になる「食肉としての衛生管理・安全性」については、ガイドラインや法的な規制はどうなっているのか、全国各地の「鳥獣被害の現状」と被害防止対策としての「捕獲鳥獣肉の利活用」の取組事例については、「ジビエ料理普及」における課題や今後の展望などを、ご自身の体験をもとに、お話いただける貴重な機会です。
 日本ではなじみの薄い「ジビエ料理」も、ヨーローパの食文化を語る上で外すことはできません。「ジビエ料理」のプロのシェフからレクチャー頂き、見識を深める絶好のチャンスでもあります。ヘルシーで栄養価が高く、自然の恵みが堪能できる味わい深い「ジビエ料理」を、まだ食べた経験のない方は、食べたくなること間違いなしです。ぜひふるってご参加ください。

講 師
藤木徳彦 氏
(オーベルジュ・エスポワール オーナーシェフ 日本ジビエ振興協議会 代表)
日 時
6月20日(木)午後6時半~8時
場 所
東京ウィメンズプラザ 第一会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-67
電話 03-5467-1711
参加費
1,000円(当日お支払いください) 会員は無料
申し込み
JFJ事務局
電話&FAX:042-554-3887
 jfj-shoku@t-net.ne.jp
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