今年最後の勉強会は、料理編集者として食の流行現場を実地で観察してきた、畑中三応子氏を講師に迎え、1970年から約40年間の「痛快な食の文化史」をお話しいただきます。
新しい味を求めて、ファッションのように食を消費し、さらにはその情報をも消費してきた、ニッポン。勉強会では、単なる食の歴史ではなく、日本人の食生活の背景にある世相の変化を語っていただきます。一方では、畑中氏が食べ物を「ファッションフード」と名付けた理由など、流行をしかけた側の内幕も披露していただく予定です。
今日の世界は、従来の「メディアからの一方的な情報発信」という状況から、「消費者自らが発信し、かつ興味がある情報に簡単にアクセスできる」という状況に、大きく変化しています。それに伴って、情報の拡散が早まり、流行りすたりが頻繁に繰り返されるようになりました。
畑中氏のシニカルながらも愛のこもった食の文化史を伺いながら、今後、日本のファッションフードは、そして、日本人の食はどこへ向かうのか、考える一夜にいたしましょう。
- 講 師
- 畑中三応子氏
編集者・ライター。編集プロダクション「オフィスSNOW」代表。
『シェフ・シリーズ』『暮しの設計』元編集長。
著書『ファッションフード、あります。』(紀伊國屋書店)など。 - 日 時
- 12月16日(月)午後6時半~8時
- 場 所
- 東京ウィメンズプラザ 第一会議室
東京都渋谷区神宮前5-53-67
電話 03-5467-1711 - 参加費
- 1,000円(当日お支払いください) 会員は無料
- 申し込み
- JFJ事務局
電話&FAX:042-554-3887
jfj-shoku@t-net.ne.jp