・日時:2016年9月28日(水) 18:00~20:00
・会場:辻調理師専門学校 視聴覚室
・参加者:57名
・まとめ:小山伸二
■西日本支部に向けてのキックオフ・イベント開催
JFJでは、東京だけではなく、広く全国各地で食のジャーナリズムの現場で活動されている方々に参集していただき、さまざまな勉強と交流の場の創出のために、まずは関西地区を中心に、大阪市にある辻調理師専門学校の協力を得て、食をめぐるメディア人、研究者をはじめ広く「食」の専門家に参集いただき、JFJ 西日本支部の立ち上げに向けたイベントを企画しました。
当日は、関西を中心に食関連のジャーナリスト、メディア人、食の研究者、専門家、農業・漁業者、そして調理師学校の教職員、学生という、食に関心を持つさまざまな方々にご参集いただき、JFJの活動の紹介、記念トークイベントなどを開催しました。
■JFJ代表幹事挨拶
東京から、小島正美・代表幹事(毎日新聞・生活報道部編集委員)に来阪いただき、JFJのこれまでの歩みと活動についてお話いただきました。
■トークセッション①
記念のトークセッションとして、在関西のメディア人+小島代表によるクロストークを。
テーマは、「関西の食のメディアの現状とこれから」。進行はJFJ会員の大阪在住のフードコラム・門上武司さん。登壇されたのは、毎日放送の名物料理番組「魔法のレストラン」のプロデューサーの本郷義浩さん、関西をだ以上する食の情報誌「あまから手帖」の中本由美子さん、京都を本拠地に日本の伝統文化、食を専門にされているフリーライターの長友麻希子さん。そして、東京のメディア代表として小島代表という豪華な顔ぶれ。
JFJの西日本支部が立ち上がれば、今後、ジャンルを超えた食のメディア人の交流が引き起こす化学反応を予感させる楽しいトークセッションになりました。
■トークセッション②
第2部は、いま全国で展開中の「食べる通信」の近畿圏+伊勢志摩の5人の編集長によるトークセッション。
進行は小山伸二副代表幹事(辻調理師専門学校・企画部)。
まずは、飛び入りで、日本食べる通信リーグ・コーディネーターの江守敦史さんによる「食べる通信」リーグの解説をお願いしました。
登壇された編集長は、『兵庫食べる通信』光岡大介さん、『奈良食べる通信』福吉貴英さん、『伊勢志摩食べる通信』竹内千尋さん、『つくりびと ? 食べる通信 from おおさか -』山口沙弥佳さん、そして11月に創刊を控えている『京都食べる通信』大西梨加さん。
「食べる通信」主催以外のイベントで、5人もの編集長が勢揃いするのは珍しいことでした。
それぞれの創刊までのストーリー、現在の活動、これからについてたっぷり、お話をお聞きすることができました。
食の作り手(生産者)と食べて(生活者)をつなげ、そしてかき混ぜるメディアとしての「食べる通信」は現在、36通信が加盟。ますます、全国に広がる勢いです。
このまったく新しい「食のメディア」の可能性について、会場のみなさんと一緒に考えることができました。
■西日本支部のこれから
イベント終了後、さっそく数名の方々からの入会申込み、そして十数名の方からは入会を検討したいとのお話が。もちろん、登壇された関西のメディア人、食べる通信の編集長たちも入会を検討していただいております。
年内には、勉強会を立ち上げ、来年度の総会で正式に西日本支部立ち上げに向けた、幹事会で検討のうえ、会員のみなさんに報告する予定です。