食品の安全は“経済”抜きには語れない

築地水産仲卸 鈴与専務取締役 生田興克氏

 ホームページでも魚のトレサビリティーを追求していますが、魚の場合は収穫された場所と水揚げされた場所が違っているので、なかなか容易ではありません。

  食の安全に関するシステムがいくらできても、現場では経済が優先されますので、実際には食品を扱う現場の人間の、食の安全に対する認識が高くならないと、そのシステムは絵に描いた餅になってしまいます。

 ジャーナリストは、経済的な面にも配慮したうえで、消費者の認識を高めるような努力をしていただきたいものです。

2004/02/19 第13回JFJ公開シンポジウムより